山中温泉 花紫 宿泊記【洗練された空間や食事にうっとり!】

旅行

石川県へ旅行。
ホテル・宿好きの私は、どこに泊まるかがその旅の最重要事項。

石川県には人気温泉地がいくつもあり、どこも良さそうで悩んでしまいますよね。
私も決めるまでに、どれだけ宿泊予約サイトを見たか笑

結果選んだ「山中温泉 花紫」、とってもよかったです!
大満足のお宿体験となりました。

今回は、そんな宿泊体験の感想をレポートしていきたいと思います。

これから石川県への旅行を検討している方のお宿選びの参考にしていただけると嬉しいです。

チェックイン

すー
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緑の中で揺れる白い暖簾の凛とした佇まいに、期待値が上がります。

はじめに案内していただいたのは、モノトーンのインテリアでまとめられたモダンなロビー。
まるで美術館のような洗練された雰囲気です。

山中温泉花紫さんは、2022年7月にリニューアルオープンされています。

コンセプトは「現代における日本の文化サロン」

1階のエントランスは全面改装され、ギャラリーや茶房が新設されました。

私たちが訪れた時、ギャラリーでは漆芸家の黒木紗世さんの展示会が開催されており
繊細で愛らしいデザインの中に、積み重ねた時間の奥行きを感じるような素晴らしい作品に
出会えることができました。

様々な作家さんの展示が行われるようなので、どんな作家さんと出会えるかも楽しみの1つですね。

茶房では、石川県産のお茶や紅茶、ちょっと珍しいお茶を使ったアルコールをいただくことができます。

ウェルカムサービス

チェックインの後は、この素敵なロビーでウェルカムドリンクとお茶菓子をいただきました。

ドリンクは、なんと梨のスライスの入った煎茶。

お茶とフルーツの組み合わせの想像ができなかったのですが
飲み始めは煎茶なのですが、その後ふわっと梨のすっきりした甘みを感じる優しいお味。

お茶菓子はきれいなグラデーションが見た目にもときめく琥珀糖。

窓の向こうには緑が溢れ、なんとも優雅な気持ちになるティータイムでした。

エントランスからウェルカムドリンクまでの一連の流れが素晴らしいです…!

お部屋

今回は601号室 花の1のお部屋。
山中温泉花紫さんの中では一番ベーシックな基本和室です。

ただ、シンプルな和室と侮ることなかれ!

なんと約70平米もある広々空間

本間12.5帖+踏込2帖+応接+書院+床の間、坪庭まであります。

一部屋で5人まで宿泊可能です。

また26室ある全てのお部屋から鶴仙渓の渓谷美を楽しむことができます。
(お部屋に興奮して渓谷の写真が1枚もなかったことが心残り笑。ごめんなさい。)

絵画が飾られていたり季節のお花が生けてあったり、細やかな気遣いを感じます。

洗面所も広々。

大浴場を堪能したのでお部屋のお風呂は利用しなかったですが
こちらもタイル張りのなんとも贅沢な作り。すごいです。

玄関から入ってすぐにミニキッチンもあり、こちらには花紫オリジナルドリップコーヒと加賀棒茶が用意されていました。

お食事

お食事は、「ステイダイニングにほん」というお食事会場でいただきます。

会場入り口から奥へ続く、黄金色の輝く光。
こちらは和紙作家の堀木エリ子さんによって作られた装飾とのこと。

和紙ならではの優しくそれでいて上品な光に吸い込まれそう。

こんなところでお食事できるなんて!と気持ちも高まります。

夕食

こちらのお宿に決めた理由の1つにお食事があります。

それは夕食に提供される、花紫さんオリジナルの「アラカルト懐石」

アラカルト懐石とは?

約50種類あるメニューの中から自分が好きなものを選べる、まるでオーダーメイドのような懐石料理。

旬のお造り盛り合わせ40ポイント、のど黒の塩焼き20ポイントなど
メニューごとにポイントが決められており、一人合計100ポイントまで自由に選ぶことができます。

これがまたどれも美味しそうで、全然決まらない…。

結局欲張って3500円分追加しました。
(私たちのように決められない方、たくさん召し上がりたい方は1ポイント1,000円で追加可能です。)

お部屋にあるタブレットから選んで注文します。

そして出来上がったオリジナルメニューはこちら。

名前を入れてお品書きまで作ってくださる細やかさ。

ちなみに中央のお品書き「シェア」は、一つのお料理を2人でシェアしますと
注文時にお願いすることができ、分け合えるようにテーブルの真ん中にご用意くださいます。

なんだかメインがたくさんのもりもりなメニューになってしまいましたが
どれもとっても美味しくて大満足なお食事となりました。

特に私は、さすが石川県だなぁとお造りの新鮮さ美味しさに感激しました。

実は苦手な食材が多いので、コースで出てくるとどうしても食べられないものがあったりするのですが、本当に自分が食べたいものを好きに選べるというのはありがたかったです。

朝食

朝食も夕食と同じステイダイニングにほんにて。お席も同じでした。

朝食はお品書きにもあるように、the朝ごはん。

ごはんのお供や、だし巻き卵、石川県産のこしひかりやお味噌汁
こんな優雅な朝ごはんを毎日食べたいよと思ってしまう内容でした。

特に自分で七輪で焼く干物は最高。

温泉

山中温泉花紫さんの温泉は2箇所。

2階にある大浴場「春夏秋雪」と、最上階の露天風呂「ひらひら」です。

バスタオルとフェイスタオルが用意されているので、お部屋から持っていく必要はありません。
ちょっとしたことなのですが、これが嬉しいんですよね。

大浴場は、開放的な空間で外に見える緑を楽しみながらゆったり入浴することができます。

露天風呂は、檜の内風呂と、露天の岩風呂の2種類を楽しむことができます。

露天風呂には夜と朝の2回入ったのですが
夜は雷が鳴っていて、空が近いためそれはもう大迫力。
怖いもの見たさに長湯してしまいました笑。

朝は昨日の雷が嘘のようにすっかり晴れて、穏やかな空と山々を見ながら入ることができました。

露天風呂の横には休憩できる湯上がりスペースがあり、こちらにもアートが。

お風呂から出てくるのも待ちながら、人間国宝と書かれたすごいお方の作品であろう器や掛け軸を堪能しました。

まとめ

洗練された空間、接客、お食事にお風呂、すべてに大満足でした。

お料理がどれも魅力的なので食べすぎには注意ですが…笑

石川旅行に訪れた際にはぜひゆっくり楽しんでいただきたいおすすめのお宿です。

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